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2011/03/07

シネマ哲学カフェ『369のメトシエラ』


みなさま

くまです。
『369のメトシエラ』
という作品でシネマ哲学カフェをを行いました。参加者は10名ほどです。
参加していただいた皆様、ありがとうございます。

おもしろい映画なので、予想どおり盛り上がりました。楽しかったです。

簡単に報告します。

60歳くらい年上の女性と結婚することになる主人公。親から捨てられた過去を持つ主人公は、そのことを隠しながら強く生きてきた。
他人に依存してしか生きることができない同性愛者の青年が部屋に転がり込んできたことで主人公の生活は変わり始める。

他人に依存して孤独を埋めるのか、他人とは全くかかわらず、孤独のうちを生きるのかという現代に典型的な人物像のいずれもが、何らかの病いをかかえている。

他人とかかわることができない、親に捨てられた、親とうまくいかないというトラウマを描いた映画だったのではないか。

その解決は、自分と同じものを他人の中に見ることで、自分が何かがわかってくることでなされるのではないか。
救い主になる老婆も実は別の孤独をかかえていたのだ。

といったことが話されました。