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2011/07/12

中之島哲学コレージュ/新・哲学セミナー「ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』を読もう(2)」参加者のご感想

こすがです。7月6日に開催された中之島哲学コレージュ/新・哲学セミナー「ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』を読もう(2)」の参加者の方々のご感想をいくつか紹介させていただきます。
 
「ツァラトゥストラを初めて読んでみたのですが、難解だと思っていました。でも他のみなさんの様々な読み方に刺激を受け、もう一度様々な角度から読んでみようと思いました。ガイドの方もとても聞きやすい調子でテンポ良く話して下さり良かったです。」
 
「ツァラトゥストラはドイツ版ドンキホーテかも知れない。」
 
「哲学書を一人で読んだり、自分なりに勉強をしてから読んでしまうと、一通りの解釈でしか読んでないことに気付いた。さまざまな人の意見を聞くことで、私の解釈を相対化することができた。」
 
「初めてニーチェを読みましたが、もっとおだやかに説かれているのかと思ってたのですが、イケイケの強気で毒々しいせりふがニヤッとさせられて面白かったです。」
 
「年齢もばらばら、職業も(おそらく)ばらばら、こんなオープンスペースで「ニーチェ」を語ることに、目がくらむようなとまどい。30数年前に全力で読んで以来。今日はその古くさい書物を本だなのスミからひっぱり出してきた。まるまる30数年の空白を、うめる作業の時間になりました。少しずつ思い出しています。今度は、発言できると思います。こんなきっかけをもらったことに感謝しています。」
 
蒸し暑いなかであったにもかかわらず、40名もの方がいらっしゃいました。感想は「面白かった」「楽しかった」という好評ばかり。感想の中には他のニーチェの著作や、ヘーゲルやカントの著作を取り上げてほしいというものもありました。他の著作を取り上げたプログラムの開催も要検討ですね。