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2012/10/06

ほやって、やるのはだんねぇんやけどぉおぉ、むずかしんやって、ことばがの。

そう、やるのは構わないけど、難しいんですよね、言葉が。
訳すとこうなる。
福井県の嶺北の私が住む小さなエリアで通じる方言である。
語尾のイントネーションは何度か上がり下がりを繰り返す。
マニュアル車でギアチェンジする際の音の変化に近い。
今日わけあって実家近くの図書館で哲学カフェをすることになっている。
私が何語で話し始めるのかこの話を引き受けたときからずっと気になっている。
帰省したり福井の人と話したりすると私は即福井弁に戻る。
何かを考えるときは標準語で考えている。
福井弁で考え、聴き、進行する(さらに少しだけミニレクチャーのようなこともしないといけない)自分の姿を想像するのはなかなか難しい。
しかしその人達を前にするとたぶん言葉は即戻るはずである。
だから私自身がそこでどういう言葉で考えたり話したり聞いたりし始めるのかということが、自分のことなのに予想がつかず楽しみである。

そういうわけで出発する直前の告知ですが、鯖江近郊にお住まいの方で関心ある方は午後2時に鯖江市立図書館におこしください。哲学カフェについて簡単に説明した後「生きる意味とは」というテーマで哲学カフェします。

くわばら