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2013/02/14

義理チョコって必要?

こんにちは、まつかわです。
哲学カフェ本の編集でうっかりしていましたが、思い出しました。
今日はバレンタインですね。
チョコの代わりに、2月11日(日)に岡山の城下ステーションで開催した哲学カフェ「義理チョコって必要?」の報告をしておきましょう。

もちろん、チョコを食べながら

3連休の真ん中だったせいか参加者は少なめ。でも、おかげで、私が百貨店でもらってきたチョコのパンフレットを囲みながら、「これは義理チョコ?」「いや、この値段は義理ではありえない」「これは義理にしては高いけど、本命にしては渋すぎる。人情チョコでは?」などと盛り上がることができました。

子どものとき、いつからバレンタインを意識したか。
職場で「義理チョコ禁止」になったのはなぜか。
岡山大学の留学生がやっている「バレンタイン基金」の話。
あげるほうは、どうやってチョコを選ぶか。
もらったほうは、義理チョコか本命チョコかどうやって見分けるか。
お返しは気にするか。
恋愛感情じゃないものはすべて「義理」なのか。
クリスマスの贈り物とはどうちがうか。
なぜ日本では女性が贈ることになっているのか。
食べ物を贈るとはどういうことか。

・・・と、たくさんの疑問が浮かびあがってきました。
でも多くの話題は、「恋愛感情ではないものはすべて『義理』なのか?」という問いに関わるものだったようにも思います。恋愛感情とは異なる感謝や関係を大事にする気持ちを「義理」という言葉にひっくるめていいのか? あるいは、価格も種類も量も多種多様なチョコのカタログをみながら、バレンタインのチョコには気持ちを伝えるだけでなく「差異化という機能」もあるのではないかという意見もでました。

バレンタインのチョコというすっかり身近で当たり前になってしまったイベントを機に、哲学の一大テーマである「贈与」について、自分たちの言葉で自分たちの経験から和気あいあいと語ることができて楽しかったです。