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2014/05/12

報告:哲学カフェ「フィロソフィーとは何か?」

三浦です。
先月から名古屋駅前のカフェぶーでも、定期的に哲学的な対話の場を開いてゆくことになりました。昨日その2回目があったのですが、まずは4/26に行なわれた第1回目の報告です。遠方の大津からお越しいただいた参加者の方に、終了後その場で報告を書いていただきました。(名古屋ではここ最近、参加者の方々に報告をお願いしています。)「いまこの時代に、哲学カフェがなぜ求められるのか」その理由が端的に記されていると思います。ぜひお読みください。

今日、参加して感じたことは、一つのテーマに対して色々な議論が出来る機会に対する嬉しさです。というのも、一つの意見にとらわれることはとても危険だと感じているからです。一つの事に固執しすぎて相手の意見を受け入れられないような考えを避けるため、多様な意見を聞き入れる事が良い事なのだと思います。
人には、「自分が正しい」と思って行動してしまうところがあり、哲学カフェは、何が正しくて何が悪いのか判断出来る良い機会だと思います。

哲学カフェという場所は、
① 今、コミュニケーション不足と言われる事がある中で、一人の意見がじっくりと聞ける場所であり、
② インターネットでの情報が多い中で、対話を通じて情報を精査出来る場所である、
と感じています。

このように一つのテーマが話せる機会は、貴重であると感じました。

大津以外に三重県からも2名の方が参加されました。

ちなみに昨年の4月から定期開催している伏見のカフェティグレでの哲学対話とやや差異化を図るために、当分のあいだぶーれでは、「哲学カフェ」そのものをテーマにした、メタ哲学カフェを行なっていく予定です。また、近くには若松孝二監督が立ち上げたことでも知られるミニシアター・シネマスコーレがありますので、いずれはシネマ哲学カフェもぶーれで行ないたいなと考えています。