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2014/06/01

5/31 千里コラボ開催報告

5月31日に開催された千里コラボ哲学カフェの報告です。
正会員の赤井さんよりお寄せいただきました。


【千里コラボ開催報告】

日時:2014(H26)年5月31日(土)14:00-16:00
場所:千里コラボ会議室    参加者21名
テーマ:人間にとって目的とは何か。
 
5月の最終日、真夏のような暑さの中大勢の皆さんにお集まりいただきました。今回のテーマはみなさん、とても興味を持っていただいたようでした。
始めの20分ほどは、みなさんでこのテーマを共有化するための時間だったかなと思います。徐々にその中からひとつひとつ浮かび上がって来たようです。
 
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◆わたしの目的
・死ぬとき、良い人生だったと思いたい。そのためには今、しなくてはいけないことや心がけなくてはいけないことがある、そう思って生きています。
・死ぬとき意識がもうろうとなる前、振り返って幸せだったと思って死にたい。
・人生を楽しむことが目的です。やりたいことをやること、むろん将来にわたって楽しむために、今しなくてはいけないことや我慢することもあると思います。
・人のためにどう生きるのか、を考えながら生きるということが目的です。幼い頃にそう言い聞かされていたこともあって、仕事をする場合も、これが目的でした。
 
◆ そもそも人間に目的は必要か?
・人生に目的はないと思います。自分が目的を持って行きているとは思っていません。
・人生に目的は重要ではないと思います。目的はいろいろあるのですが、決定的に重要だとは思いません。
・生きること、が目的です。
・より良く生きること、が目的です。生きているだけではなく善く生きる、正しく生きる、事が目的です。
・目的を持てない人間もいるでしょう。目的を自発的に持たない、持つではなく、周りから目的を持たされないでいる、と言う立場もあるのではないでしょうか。
・生かされていると考える時、人生の目的はどうなるのでしょう。
 
◆目的が生むエネルギー
・人生は小さな目的の連鎖の束のようなもので、最終目的は納得して死ぬことだと思います。
・目的を持つことが生きるエネルギーを生むのだと思います。
・目的を持つことで意欲を持ち、精神の安定につながります。
・   過労死などの現象は目的が手段化することで人生の目的を失ってしまうことによるのではないでしょうか。
 
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たくさんのご意見を頂きました。後半では目的がなくても生きることはできるし、よりよく生きることは可能であることが浮かび上がって来たようでした。
何事かをなさねばならぬ時に、目的を持ち目標を立てる。それは立ち向かっていくエネルギーを生むもの、であるように思います。
 
次回もまたよろしくお願いいたします。