ページ

2014/11/07

“産む”を考える〜可能性と選択〜

こんにちは、まつかわです。
昨日は、めずらしく朝からアートエリアB1へ。
“産む”を考えるのオープンミーティング2ということで行ってきました
学生時代からお世話になっている、大阪大学CSCDの先生、八木絵香さんらと一緒に企画しています。

八木絵香さん(大阪大学CSCD教員)

カフェフィロのイベントというわけではありませんが、カフェフィロの哲学カフェに参加してくださったこともある方ばかりだったので、こちらにも報告を書かせていただきます。


「お産をふりかえって話す機会があったほうがいい」
「妊娠・出産に関して、世代間格差を強く感じる」
「選択できるのがいいとは限らない」
「閉経を迎えたら、未来とのつながりを感じにくくなった(という友人の話)」
「人生を楽しんで幸せな人でないと、『子どもを産もう』とは思えないのでは?」
「性教育だけでなく、働くことについての教育も同時に必要」

こんな話のなかから、自然と、産むにまつかわる様々な「可能性と選択」が話題の中心として浮かび上がってきました。

技術の発達によって選択が増えたことによる戸惑い。
にもかかわらず、予想以上に思い通りにいかない妊娠や出産、子育て。
妊娠・出産に関する選択は、経験のない私が思う以上に多く、複雑で、しかも選択自体が揺れ動いたり、知らず知らずに選択してしまっていたりすることもあるのだということがわかりました。
技術や社会的状況によって一様に生じる選択や可能性もあれば、ひとりひとりの状況によって異なる選択や可能性もある。
そのなかで、自分自身の場合はどうなんだろうといちいち考えさせられ、あっというまの2時間でした。

参加者は6名と少人数でしたが、そのおかげで一人一人の率直な声に耳を傾けることができたような気がします。

みなさんと対話しているときには、次々と新しい考えや疑問が浮かんで気づかなかったのですが、帰りのバスで対話を振り返り、自分自身が迷っている原因が、そもそも自分自身がおかれている状況(選択)の認識が間違っていることにも気づかされました。
これ、とても個人的ですが、とても大きな発見でした。

次回みなさんと考えてみたいテーマも見つかり、朝から充実した時間を過ごすことができました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
次回の企画も(いつになるか未定ですが)お楽しみに〜。